5.情報はどこから入手すればいいの?
4.中小企業と相性はいいの?で助成金と中小企業は相性が良い事をご説明しました。それでは次は助成金の情報はどこから入手すればいいのかについてご説明致します。
愛知・名古屋で助成金情報を入手する手段として次の3パターンが考えられます。1つ目は『国の公式ホームページを見る』、2つ目は『管轄機関に電話・訪問する』、3つ目は『社会保険労務士から情報を入手する』となります。
1つ目の『国の公式ホームページを見る』とは、厚生労働省の助成金ページや愛知労働局の助成金ページを見るという事です。
メリットとしては、情報が比較的新しい事と、詳細情報がのっている点があげられます。
デメリットとしては、最新情報に更新されるまでに多少の時間がかかるため完全な最新情報ではない事と、法律に基づいた用語が使われている為、愛知・名古屋の経営者が見るには分かりづらいという点があげられます。
2つ目の『管轄機関に電話・訪問する』とは、愛知・名古屋の中小企業であれば、愛知労働局に電話したり、直接訪問する事を指します。
メリットとしては、最新の情報が手に入る事があげられます。
デメリットとしては、完全に法律に基づいた対応を求められるという点です。つまりは、例え助成金申請上で言えばギリギリセーフな会社であっても、国の管轄機関である愛知労働局としては、法律を完全に守った会社になるように求めてくるのです。
その結果、法律遵守の完全な会社になる事が求められてしまいます。勿論、助成金を貰う為には、最低限の法律は守る必要はあります。しかしながら、愛知・名古屋の経営者が行政機関に直接交渉すると、ガチガチに法律を遵守した会社となってしまう可能性が高いのです。
3つ目の『社会保険労務士から情報を入手する』とは、社会保険労務士のHPを見たり、電話して助成金相談をしたり、申請代行を依頼する事を指します。
メリットとしては、最新の情報が手に入る事と、自身の会社に合わせた融通のきいた提案を受けられる事があげられます。
勿論、相談する社会保険労務士によって受けられるサービスに違いが出ますので、HP等をよく見て相談する社労士事務所を決めて、実際に電話相談した時の接客態度等から、その社労士事務所が良いかどうかを見極める必要はあります。
デメリットとしては、先ほどの話と同じく、社労士事務所によってサービスに差が出てしまう事があげられます。
愛知・名古屋の中小企業であれば、中小企業専門であったり、助成金が得意な社労士事務所に相談する事は最低限守るべき事となります。
社労士の仕事は多岐にわたります。労働・社会保険手続き、給与計算、労働問題予防・解決、年金相談・申請、社員研修・教育、そして助成金申請。このように様々な仕事をこなしますので、その社労士によって得意としている分野が全く違うのです。
ですから、ほとんどの社労士(経験上から大体9割以上)は、助成金申請については素人となります。その為、相談する社労士はしっかりと選ばなくてはならないのです。次回は、6.財源はどこなの?についてご説明致します。