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限定正社員制度導入・新規雇用で40万円か!?

概要

厚生労働省は平成27年度に、「正社員実現加速プロジェクト」の一環とし、勤務地・職務限定正社員制度を新規導入する企業を支援する助成金を創設する方向。

「勤務地・職務限定正社員」制度を新たに導入する企業への助成を行う。また派遣労働者の正社員転換、非正規雇用労働者の賃金テーブルの改善を促進する企業にも助成を行う。

現在のキャリアアップ助成金に助成項目を追加するもので、同制度を導入し、実際に雇入れを行うと、中小企業に1社当たり40万円、大企業に同30万円支給する。

加えて、有期・無期契約労働者を勤務地・職務限定正社員に転換すると、中小企業に1人当たり30万円、大企業に同20万円支給する。こととなる模様。

社会保険労務士からの助言

皆様こんにちは!助成金特化型の名古屋熱田社会保険労務士事務所です。助成金制度は年に何回も法改正があり、条件のよい助成金は早い者勝ちとなることもあります。過去にはわずか3ヶ月程度で終了した種類もありますので、弊事務所の無料メルマガ等で最新情報を学んで常に先手を打てるようにしておきましょう!

さて、久しぶりにかなり良い?助成金情報です!

キャリアアップ助成金は現在でもかなり使いやすい(我々、社会保険労務士のする申請手続きはそれなりに面倒ですが・・・)種類ですが、平成27年度には更にパワーアップする可能性が出てきました。

愛知・名古屋の中小企業は主に次のような時にキャリアアップ助成金が貰えます。赤文字が平成27年度に拡充される可能性のある種類になります。

<①正規雇用化等コース>
・パート・契約社員等の有期労働者を正社員にする
⇒50万円
・限定正社員制度を導入し、限定正社員を雇入れる
⇒40万円
・ パート・契約社員等の有期労働者を限定正社員にする
⇒30万円

・パート・契約社員等の有期労働者を無期労働者にする
⇒20万円
・パート・契約社員等の無期労働者を正社員にする
⇒30万円
・派遣されている社員を正社員として直接雇用する
⇒60万円

<②人材育成コース>
パート・契約社員等の有期労働者に3ヶ月~6ヶ月の社員研修を行う
・社員研修の賃金助成
⇒(OJT)中⇒時給700円助成
⇒(Off-JT)中⇒時給800円助成
・Off-JTにかかった経費助成
⇒約10万円

<③処遇改善コース>
・すべての有期契約労働者等の基本給の賃金テーブルを2%以上増額
⇒10万円

<④健康管理コース>
・有期契約労働者等を対象とする「法定外の健康診断制度」を新たに規定し、延べ4人以上実施
⇒40万円

<⑤週所定労働時間延長コース>
・週所定労働時間25時間未満の有期契約労働者等を週所定労働時間30時間以上に延長し社会保険に加入
⇒10万円

まとめ

国(厚生労働省)としては、どんな形であれ正社員(限定・無限定)を増やしたいようですね。

まだまだハッキリとは分かりませんが、主に拡充があるのは、上記の<①正規雇用化等コース>のようです。

近頃の助成金の傾向として、就業規則に制度を明記し、その就業規則を行政機関に提出する必要があるものが多いですので、多分ではありますが拡充された助成金を貰うには次のような流れになるのではないでしょうか?

1、限定正社員就業規則を新規作成する。
⇒限定正社員を実際に雇入れた時に40万円受給
2、契約社員就業規則・パートタイマー就業規則を変更し、契約社員・パートタイマーを限定正社員に転換する事がある旨を記載する。
⇒契約社員・パートタイマーを限定正社員に転換すると30万円受給

現在すでに、契約社員やパートタイマーを正社員(無限定)にすると50万円貰えるコースがありますので、そちらの方が金額が多い以上、正社員(限定)にして30万円を貰うコースを選ぶ愛知・名古屋の中小企業がどれ程あるのかな?と、名古屋熱田社会保険労務士事務所としては感じます。

まだまだ、予想する段階ですので、今後の動向に注意していきたいですね。

無料相談お待ちしております
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