特定求職者雇用開発助成金が減額されました
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者雇用開発助成金と高年齢雇用開発特別奨励金)の減額が決定されました。
平成27年5月1日以降に対象労働者を雇用する場合から適用され、週所定労働時間30時間以上の精神障害者や重度障害者等を雇用する場合を除き、その他の対象労働者を雇用する場合の受給金額が減額されました。
愛知・名古屋の皆様こんにちは!助成金特化型の名古屋熱田社会保険労務士事務所です。助成金制度は年に何回も法改正があり、条件のよい助成金は早い者勝ちとなることもあります。過去にはわずか3ヶ月程度で終了した種類もありますので、弊事務所の無料メルマガ等で最新情報を学んで常に先手を打てるようにしておきましょう!
さて今回は、雇用に関する助成金のあまり良いとは言えない情報を愛知・名古屋の中小企業にお届けします。
特定求職者雇用開発助成金が減額されました。(正確には、リーマンショック後の雇用情勢の悪化に対応する為に一時的に引き上げられていた金額が、当初の金額に戻されました。)
特定求職者雇用開発助成金は特定就職困難者雇用開発助成金(以下「特開金」という)と高年齢者雇用開発特別奨励金(以下「高特金」という)に分類されますが、そのどちらも、そのほとんどの対象労働者が減額されます。
まずは特開金の方から見ていきましょう。各対象労働者に対する助成額が以下のようになりました。
週所定労働時間30時間以上の場合
高年齢者・母子家庭の母・父子家庭の父
90万円 ⇒ 60万円
身体・知的障害者(45歳未満で3級・B判定以下)
135万円 ⇒ 120万円
身体・知的障害者(45歳以上又は2級・A判定以上)、精神障害者
240万円 ⇒ 240万円
週所定労働時間20時間以上30時間未満の場合
高年齢者・母子家庭の母・父子家庭の父
60万円 ⇒ 40万円
障害者全般
90万円 ⇒ 80万円
ご覧の通り、身体・知的障害者(45歳以上又は2級・A判定以上)、精神障害者を愛知・名古屋で雇用する場合の240万円以外は全て減額となりました。
続いて、高特金の方を見ていきましょう。各対象労働者に対する助成額が以下のようになりました。
週所定労働時間30時間以上
90万円 ⇒ 60万円
週所定労働時間20時間以上30時間未満
60万円 ⇒ 40万円
ご覧の通り、愛知・名古屋で活用する時、その全てのパターンで減額されました。
今回、愛知・名古屋の中小企業の皆様にお伝えしたいのは、特定求職者雇用開発助成金の受給額の引き下げです。又それに伴い、今後はキャリアアップ助成金の併用をお勧めします。
前述の通り、特開金・高特金のその両方において大部分が引き下げられました。今までは、高年齢者や母子家庭の母等を、その受給金額の高さから助成金を活用しつつ、好んで雇用していた愛知・名古屋の中小企業もいるのではないでしょうか。
しかしながら、受給金額の引き下げにより、以前ほど魅力的な助成金とは言えなくなってしまいました。そこで、キャリアアップ助成金を今までは活用していなかった愛知・名古屋の中小企業も、今後は積極的に活用していく事をお勧めします。
今一番人気の種類であり、名古屋熱田社会保険労務士事務所にも毎月多数のご相談が寄せられます。正直な所、活用している企業は得をして、活用していない企業は損をしているという状況です。
就業規則の作成・変更がほぼ必須となってしまいますが、弊事務所であれば、愛知・名古屋の中小企業向けの助成金対応型就業規則を53,000円~73,000円で作成させて頂いておりますので、経営者様にとってそこまでのご負担となる事はございません。
そして、就業規則さえ整えてしまえば、若者であろうと経験者であろうと、正社員として雇用しても良い人物を雇入れる度に50万円の受給が狙えるのです。その為、愛知・名古屋の中小企業にとって、とても割りの良い助成金なのです。
まだ活用した事のない方も、是非一度お考え下さる様お願い申し上げます。
名古屋熱田社会保険労務士事務所は、愛知・名古屋の皆様のために、今後も助成金等の情報を発信し続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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